通信速度の向上と安定化により、動画配信やそのシステム構築をするエンジニアの需要が高まっています。
動画配信のシステムを構築するエンジニアには、最低限必要な知識が3つあります。
その3つとは、システム構築の基本となるプログラミング言語、動画の著作権を守る技術である「DRM」、動画配信を安定させるための「CDN」です。
動画配信にはストリーミング動画配信サービスを用いられることが多いですが、それらをシステム構築に組み込むには、「HTML」や「JavaScript」といったプログラミング言語が必要になります。
また、プログラミングの知識があれば、配信サービスのカスタマイズなども可能です。
デジタル著作権管理という意味の「DRM」は、配信する動画がコピーや無制限に利用されることを防ぐ技術です。
さらなる増加が予想される動画コンテンツの利益や権利を守るために必要になります。
動画の配信速度の安定化のために必要な技術が、「CDN」です。
動画を配信するサーバーを1カ所ではなく複数に分散することより、一時的にアクセスが集中しても配信速度の低下やサーバーが落ちるのを防ぎます。
ますます高画質になる映像や、マルチアングルの映像コンテンツの需要も高まり、配信される動画のデータ容量はさらに増加すると考えられます。
その動画配信に耐えられるシステムを構築するために必要な技術です。
この3つが動画配信のシステムを構築するエンジニアに最低限必要な知識ですが、できれば2種類ほど精通したストリーミング動画配信サービスがあるとよいでしょう。
自分を売り込む武器が増え、すでに利用しているサービスからの切り替えにも対応できるためです。
また、最低限必要な知識のほか、動画配信に関わる方法もネットなどであらかじめ調べておくと、転職がスムーズです。